神尾楓珠主演ドラマにTOSアナウンサーも出演 「まげ姿」になるまでの驚きのメイク術 撮影に密着

メイク術

1月、大分県内でドラマの撮影が行われました。神尾楓珠さんが主演を務め、県出身の俳優財前直見さんなどが出演する時代劇ドラマ「はぐれ鴉」です。その撮影の裏側に密着しました。

神尾楓珠さん主演の時代劇ドラマ 大分県内で撮影

時代劇ドラマ「はぐれ鴉」は赤神諒さんの小説『はぐれ鴉』が原作で、江戸時代の竹田を舞台に繰り広げられる時代ミステリーです。
主人公は時代劇ドラマ初挑戦の神尾楓珠さん。そして、ヒロイン役にはアクションにも定評がある山本千尋さん。

さらに、椎名桔平さんや県出身の財前直見さんなど実力派俳優が出演します。
1月10日に大分でクランクインし、県内では3日間撮影が行われました。

午前4時50分 寒空の下、撮影準備始まる

◆TOS田辺智彦アナウンサー
「おはようございます。時刻は現在午前4時50分。時代劇ドラマ『はぐれ鴉』、県内での撮影がスタートしています。実は私もエキストラとして出演させて頂けることになり、今からメイク、衣装やってもらってきます」

大分市内のホテルに設置された「支度場」です。ここで出演者にメイクをします。
まずは、かつらを被るため、前髪を上げていきます。

続いて「羽二重」と呼ばれる布で髪を押し付けながら頭全体を覆っていきます。
さらにその上から出演者の肌の色に合わせた「羽二重」をさらに被せます。

まるで髪を剃り上げたかのような見事なまげ姿

◆TOS田辺智彦アナウンサー
「凄いあっという間に。これがかつらの下地になる?」

◆メイクさん
「そうですね。本当だったらここを剃ってツルツルにするが出来ないのでこれで代わりにする」

顔料を塗り重ね、布と皮膚の色や質感の違いを目立たなくしていきます。

すると…ご覧ください。まるで髪を剃り上げたかのような仕上がりになりました。
そして、かつらを被せたら…ヘアセット完了。

大ベテランのメイクさんの技、お見事です。
ちなみに女性のヘアセットはこんな具合です。自分の前髪もいかしながらかつらをつけます。

この日のロケ地の最低気温は氷点下3.1度

かつらの素材は全て本物の髪の毛なんだそうですよ。
田辺アナが演じるのは「お店の主人」。着物に着替えて…午前9時。ロケ地のひとつ杵築市の「酢屋の坂」に到着です。

この日の杵築市の最低気温は氷点下3.1度。

寒空のもと、入社1年目の刀祢アナウンサーは武家に奉公する女中の役を演じます。

◆TOS刀祢優月アナウンサー
「今私素足なんですけど足の先の感覚がもうない状態で真っ赤になってます。とっても寒いです。」

京都の撮影所から持ってきた「枯葉」でさらに雰囲気が増す

そのほか、県内の大学生や杵築市に住む方もエキストラとして出演します。

酢屋の坂では竹田藩に仕える武士役の森田甘路さんと主演の神尾楓珠さんが歩くシーンの撮影が行われていました。

そのころ美術班のスタッフは撮影に使用する道に枯葉をまく作業に取り掛かっていました。京都の撮影所から持ってきたんだそうです。
他にも、長い木の枝や藁なども用意されていました。

緊迫した空気の中、リハーサルがスタート。

「色々な方の連携で一本のドラマが出来る」出演したアナウンサーも感動

◆撮影
「よーい!スタート!」

午前5時のスタンバイから本番終了までにかかった時間はおよそ4時間半。田辺アナは無言で通りを歩いただけですが、果たして、どのくらい映っているのでしょうか?

◆TOS田辺智彦アナウンサー
「お疲れ様でした。いやぁー凄いなと思いました。色々な方の連携で一本のドラマが出来てるんだなと思いました」

大分を舞台にした時代劇ドラマ「はぐれ鴉」は2月にかけて京都での撮影が行われ、2025年7月に放送予定です。

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