理容・美容業界の人のための専門WEBマガジン「RiBi-Zine(リビジン)」のメイク講座。
今回は人気メイクアップアーティスト栢木進さんによる「童顔の女性を少し大人っぽく見せるメイク術」講座です。
このステップではリップについて解説します。
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■■■書き起こし■■■
■道具を事前に理解する(0:12~)
では、リップにいこうかなと思います。
最後のポイントなので、ここでやっぱり色を失敗してしまうと、すごく老けてしまったり、すごく物足りなくなってしまったり、そういうところがあるので、けっこう色を探すのは慎重にならざるを得ないのかなと思います。
やっぱり大人っぽくしたいので、若干深みのある色がいいのかなと思ってます。
なので、これぐらいのプラム色というか、こういうのをのせてみようかなと思います。
今こうやって見えてますけど、実際このリップスティックはここまで色は出ません。
なので、自分が持ってる道具をどういう質感なのか、どういうテクスチャーなのか、どれだけ発色するのかっていうのを事前にちゃんと理解しておくことがすごく重要なのではないかなと思います。
■ブラシのエッジで形をとる(1:01~)
これを今から塗ってみます。
リップブラシでちゃんと、しっかりグーっと。
そこまでビターっと今回は、リップライン、リップの形をとるということはしないんですが、ある程度しっかりリップの形に沿って描くということが大事なのでしっかりダーっと。
しっかりブラシを寝かせて、ブラシのエッジで形を変えていく感じ。
グーっと。そんなに力は入れなくて大丈夫です。
これぐらい赤みがあるとぐっと女性っぽいのかなと思います。
■描く1センチ先を見る(2:26~)
僕こうやって普通に簡単に塗ってるように見えますが、ポイントがあって、これは眉毛と一緒で、今エッジでラインを描いてます。
描きながら、この筆が今どこに動いていくかによってリップの形がだいぶ変わってくるので、このリップが行く先、例えばリップをこうやって描きながら、僕の目線は1センチぐらい先を追ってます。
事前に行く先に目線を動かすことで、自然な、どういう形をもっていこうかなっていう指の動きが出来るので、最初はなかなか難しいと思うんですけど、目線が大事。
指を動かすことはトレーニングでいくらでも出来るので、その形をどうコントロールしていくかっていうのは目線。
なので、どこを見てるかっていうところが大事。
そこを意識してやると、自分が目指したいリップが描けるのではないかなと思います。
一生懸命描いてるつもりでも、ふと遠くから見たらちょっとガタガタだったり、左右違ったりすることがけっこうあると思うので、ちゃんとどこに自分が目を見てるかっていうところで、練習してみてもいいのではないかなと思います。
これぐらいでリップが出来ました。
以上で、ある程度メイクが完成です。
■まとめ
・どのくらいの発色、質感が出るのか特性をはっきりと理解していることが重要
・ブラシは寝かせてエッジでリップの形をとる
・目線はブラシの少し先の軌道を見る
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